FXで言うところのPip(Pips)とは?意味は?
FXにおけるpip(pips)の意味
pip(ピップス)は、「Percentage in Point」の略称であり、通貨ペアの価格変動の最小単位を表します。通常、pipsは小数点以下の第4位までを示し、ほとんどの通貨ペアでは価格の変動は1 pips単位で行われます。ただし、一部の通貨ペアでは小数点以下の第5位までがpipsとなります。
pipsはどこの数字を見ればよいの?小数点第何位?
一般的な通貨ペアでは、pipsは小数点以下第4位を表します。1 pipsは0.0001の価格変動を意味します。例えば、EUR/USDが1.23451から1.23461に上昇する場合、価格は1 pips上昇したことになります。
ただし、円が絡む通貨ペア(例: USD/JPY)では、小数点以下第2位がpipsとなります。USD/JPYが108.501から108.491に下落する場合、価格は1 pips下落したことになります。
- 通貨によって見る小数点位置は決まってるの?良く分かりません、手っ取り早く教えてください。
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下記に続きます!
XM(XMTrading)でのPipsの計算・計算式は?
いきなりですが、pipsを円に換算する式です。これを把握すれば、pipsも分かるというもの。
pipsを円に換算する式
・EURUSDなど
『Pips』×【1pipサイズ】×『取引量』×【円換算レート】=¥〇〇
・USDJPYなど既に円換算されているもの
『Pips』×【1pipサイズ】×『取引量』=¥〇〇
※取引量=コントラクトサイズ×Lot数
- 1pipサイズとは?
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1pipサイズとは、1pipがどの程度の大きさか示すもので、通貨ペアや商品ごとに固有の値です。これはつまり、その1pipサイズの大きさを示す小数点桁が1pipになっているということですね(単位は基軸通貨)。
ちなみに、XMのEURUSDは小数点5位まで表示がありますが、1pipは小数点第4位が相当します。EURUSDの1pipサイズは、0.0001$ということになります。
- 取引量とは?コントラクトサイズ?
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取引量とは、「取引量=コントラクトサイズ×Lot数」の値です。コントラクトサイズとは、1Lot当たりの通貨量(通貨量とは便宜上の言葉と思ってください、取引する量です)のことで、通貨ペアや商品ごとに固有の値です。
例えば、XM(XMTrading)のスタンダード口座のEURUSDのコントラクトサイズ(1ロット当たり)は10万通貨です。取引量は、取引量=コントラクトサイズ×ロット数で示されますので、XMスタンダード口座でEURUSDの2Lotであれば、取引量は20万通貨=200,000となります。
- 1pipsサイズとか、コントラクトサイズはどこで調べるの?
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XMでは、下記ページにまとめられていました!
「XMTradingでは価格の最小値動き幅をポイントで表し、10point=1pipである」ですので、ポイントを10倍したものが、pipsになります。
XM(XMTrading)にて、具体的にPipsを円に換算・計算
例えば、GOLDは1Lotの示すコントラクトサイズが一般の通貨ペアと異なるので、注意してください。
通貨ペア 商品 | 1pipは少数点第何位? 【1pipサイズ】 | 1Lot(ロット)の通貨量 コントラクトサイズ 【取引量】 | 現時点の 【円換算レート】 |
AUDUSD | 0.0001 | 100000 | USDJPY |
AUDJPY | 0.01 | 100000 | ー |
EURAUD | 0.0001 | 100000 | AUDJPY |
EURJPY | 0.01 | 100000 | ー |
EURGBP | 0.0001 | 100000 | GBPJPY |
GBPAUD | 0.0001 | 100000 | AUDJPY |
GBPJPY | 0.01 | 100000 | ー |
GBPUSD | 0.0001 | 100000 | USDJPY |
EURUSD | 0.0001 | 100000 | USDJPY |
USDJPY | 0.01 | 100000 | ー |
GOLD | 0.1 | 100 | USDJPY |
ドル円が1円動くと何pips?ユーロドルは?
表の1pipサイズを参照し、価格を割り算します。
となります。
XMスタンダード口座 ユーロドル(EURUSD) 1ロット(Lot)の時、1pip動くと何円?
EURUSDの1Lotはスタンダード口座だと”100,000″です。現在のUSDJPYが136.751だとすると・・・
となります。
XMスタンダード口座 ゴールド(XAUUSD) 1ロット(Lot)の時、1pip動くと何円?
ゴールドの1Lotはスタンダード口座だと”100″です。現在のUSDJPYが136.751だとすると・・・
となって、上のEURUSDと同じになりましたね。これは、ゴールドの基軸通貨がUSDだからです。当たり前なのですが、最初は分かりませんでした。
XMスタンダード口座 ドル円(USDJPY) 1ロット(Lot)の時、1pip動くと何円?
ドル円の1Lotはスタンダード口座だと”100,000″です。これは円換算不要です。
となりました。他にも、AUDJPY(オージー円)も、1pip動くと¥1,000です。
xxxJPYという通貨ペアの場合、XMのStandard口座であれば1Lot/1pip/1000円と覚えやすいですね。
XM(XMTrading)のpips計算機(ピップ計算機)
XMにはピップ値を計算するツールがありますので、こちらもご参考ください。
実際のトレードで円に換算したりpipsを計算するのは手間
実際のトレードの場面では、pipsを円に換算をしたり、Lotを計算するのは手間ですので、下記記事のようなインジケータをご利用ください。
同一通貨ペアでも1pipの価値は日によって変わるし、通貨ペアが異なると1pipの価値も違う
ということになります。最初の頃はこの辺り良く分かっていませんでしたが、当たり前の話でした。今日のドル円の1pipと、明日のドル円の1pipの価値は異なりますし、ドル円の1pipの価値と、ユーロドルの1pipの価値は異なります。
あと、ボラティリティについて、pipsで表現することが多いですが、全て円換算するなり全てドル換算して確認もしてみたいですね。ボラティリティについては、ボラティリティとそれに占めるコスト(スプレッド・手数料)の比率が重要かもしれません。ボラティリティが大きくても、取引コストも大きければ、ボラティリティが大きくても意味ないですもの。
ゴールドのボラの大きさは有名なところ、値幅が取りやすい点疑う余地はないかもしませんが、他の通貨も確認してみたいと思います。